アラサーにして歯磨きにはまる。
人から「やりなさい!」って強く言われれば言われるほどやりたくないんですよね。
これって大体の子供とADHDに多いのではと思うんですよね。
だから宿題は自分から進んでできた記憶がないし、「忘れました」って言い続けて提出しないのもしょっちゅうだった。今は宿題の大切さもわかる大人になりましたが。
お風呂と歯磨きも「毎日するあたりまえのこと」だけど、小さい私にはどうして毎日しなきゃいけないのかわからなかった。でもどれだけめんどくさくてもやらなきゃいけないらしくて。
お風呂はだいたい2、3日に一回だった。
歯はテキトーにさっと磨くだけだった。
顔はばあちゃんに濡れタオルで拭かれてた。
「やったほうがいいこと」だということはわかる。
でも"どうして"「やったほうがいいこと」なのかがわからなくて、「やったよ」と言うためだけに、報告して褒められるためだけにやってた気もする。
そして雑な洗顔の末、顔に白いあざみたいなものができた。ばあちゃんに「たむしだ!」と言われショックだったので、洗顔をするようになった。(本当にたむしだったのかは不明)
お風呂も2、3日に一度だったが、体が成長するにつれて皮脂がでるようになり、前髪が脂でべたつくようになった。
これを姉にからかわれ、思春期の私はショックを受けた。それから髪の毛がべたつかない程度にはちゃんとお風呂に入るようになった。
問題は、歯である。
小さい頃から虫歯と友達状態の私に、親不知が4本ちゃんとかみ合うように生えた。
歯科衛生士の友人が驚くほどだからよほどレアらしく、歯医者さんにも「親不知が4本真っ直ぐ生えて噛み合わせているのはすごく珍しいね。立派な顎だね。しっかり磨いて大事にしてね」とまで言われたのに
「人より4本多いとか歯磨きさらに面倒なだけじゃないか?」くらいに思ってた。
それでも結局大事にすることはなく実際4本とも虫歯になって、2本くらい神経を抜いた。たぶん被せ物していない奥歯はないんじゃないかと思う。
歯医者に治療が終わるまで通うこともなく、治療が途中の歯をほったらかしていた。
それがほんの3日前までのこと。
なんとなく流し台の上の棚を整理したら10年くらい前に買ったデンタルフロスが出てきて、「わあ、歯医者の帰りで意識高い時に買ったやつ出てきたー」と思って久しぶりに使ってみたんですよ。
そしたらね、びっくり。
使用済みのデンタルフロスから、寝起きの父の激臭い口臭と同じ匂いがしたんです。
そんなん恐ろしいじゃないですか。自分の寝起きもあんなに臭い…?って、思うじゃないですか!
恐怖から歯間ブラシも買ってきて、今では
歯ブラシ→舌ブラシ→歯間ブラシ→デンタルフロス
のフルコースですよ。30分はかかりますよ。
でもね、使った後のお口の中の気持ち良さったらない!歯茎がしまる感じたまらない。
口の中の気持ち悪さって意外とストレスだったらしい。
3日前まで面倒なだけだった歯磨きも、今では"贅沢リフレッシュタイム"になりました。
おかげで気づきたくなかった虫歯を発見したので、近々歯医者も行きます。
早く虫歯もぜーんぶ治して、「歯医者には定期検診で通ってるよ〜」とか言いたい。
できる奴のセリフだよ…かっこいい…
ちなみにベッド・インの"GOLDの快感"を聴きながらの歯間ブラシ、ちょーきもちいい。
「もっと気持ちいいことしようよ♡」
今日は徹夜明けでテンション高めでしたが、まあまあ元気です。